持続可能な商店街とするためには、どのような行動を取ったらいいのだろうかということを、オンライン上で商店街の店主および消費者として、商品の売買を行い、経済の仕組みを学ぶ講座を高崎商科大学・前田教授と共同開発しました。
■目的
商店街の個人商店経営者および地元の消費者の2つの立場で経済活動と消費活動を行い、商店街内の経済指標や各商店の経営状況の変化をゲーム形式で体験し、SDGs観点で持続可能な商店街とするためには自分自身がどのように行動すべきかを学びます。
■具体的な内容
参加者は、商店街にある複数の商店にそれぞれ分かれて、個人商店経営者と地元の消費者の2つの立場を担当します。個人商店は、地元の卸業者から原材料を購入し、商品を製造・販売します。一方、地元の消費者として、各商店で販売されている衣食住に関わる商品を購入します。現在ベータ版としてGoogleスプレッドシートを活用して開発し、オンライン上で原材料購入、商品販売および商品購入を繰り返し行って行きます。また、ゲームが進行して行くと、外国の原材料を取り扱う卸業者やショッピングモールが登場し、商店街の経済・消費活動や経済指標等がどのように変わり、各商店の経営状況がどのように変化するかを体験していきます。
本プログラムはゲーミフィケーションを取り入れることで、経済学やSDGsの詳しくない人でも楽しく体験しながら商店街における経済活動と消費活動を学ぶことができます。更に、商店街のGDP等の経済指標も自動で計算し、マクロ経済学の観点で経済全体の流れを学びます。また、個人商店として原材料費や給与の支払い、商品代の受取、消費者として給与受取、商品購入代の支払い等のお金をやりとりをデジタル通貨を使ってスマホ間で行うので、擬似的に振込・入金を体験し、お金がどのようなタイミングでどのように流れていくかも理解できます。
*本プログラムは、高崎商科大学・前田拓生教授(専門:金融論、金融機関経営論、証券経済学、計量経済学、環境学)と共同開発しています。
https://www.tuc.ac.jp/faculty/teacher/maeda/
#はじけるミライをつくろう
本講座は既に大学の学生向けに実施しておりますが、今回大学院公開講座として社会人向けに実施します。β版なので機能等はまだまだ改善中ですが、研究の一環としてご参加いただける方を募集しております。
■募集要項:商店街ゲーム(Zoom高崎商科大学大学院公開講座)
「地方創生」と言われながら、なかなか地域が盛り上がらないのは「何故なのか?」を理解するために、商店街ゲームを作ってみました!
ゲームを通じて、商店街は「どうあるべきなのか?」を体験することができます。
GDPやマネーストックといった経済学でおなじみの経済指標が「どのようものなのか」も身をもって理解でき、商売の難しさ、顧客との駆け引きも体験することができるゲームです。
最終回にはピースコイン(デジタル通貨)の体験会も兼ねて、ゲームの中のおカネのやり取りをピースコイン(前田研円)で行う予定で、売買の臨場感も味わえます。
実施回数:全4回
日時:2021年1月26日(火)、2月2日(火)、2月9日(火)、2月16日(火)の19:30~21時(予定)
実施方法:Zoomで行います。
募集定員:12名(最少4名)。定員に達し次第募集は締め切ります。
参加条件:
①年齢等は問いませんが、PC(※)で受講していただける方
②研究のために事前及び事後にアンケートを実施しますので、アンケートに回答いただける方
※本ゲームはGoogleスプレッドシートを活用した教材となっているためPCを推奨しております。したがって、 スマホは不可、タブレットは操作性を考慮し推奨しておりません。