青山ビジネススクール:ビジネス・デザインDay3に講師として登壇

教育

 青山ビジネススクールのMBAプログラムには、身につけた知識の総まとめの科目として青山アクション・ラーニングという科目があります。今回その1つであるビジネス・デザインの授業を担当しました。

 本科目は、ビジネス経験があまりない学生を対象に、新規事業の事業計画を少人数のグループで作成することにより、ソーシャルビジネスも含めたベンチャービジネスを起業する能力を育成することを目的としています。

https://www.aoyamabs.jp/

 今回、初日から4日目までの重要な部分を「ビジネスモデル構築ワークショップ」と題して担当し、ゲーム形式で楽しく学びながらも、ビジネスモデルを構築していく上で必要なアイデアジェネレーションと事例からビジネスイノベーションを考えることができる構成となっています。コロナ禍のため、グループディスカッションなど全てzoomを活用してオンラインで実施します。

 第3日目(9月28日)は「共感とSDGs 」と「SDGs視点の顧客体験価値を実現する新たなビジネスモデル」の講義を行いました。

■共感とSDGs

 売れ残るパンをなくす取り組みや地域のパン屋の販路を新たに開拓するなど従来のパン屋とは異なるビジネスモデルを構築している革新的なパン屋のビジネスモデルについて分析します。それぞれのパン屋において、SDGsの目標を達成するための工夫や利益を生み出す仕組みはどのようになっているかを議論し、その実現のためにサプライチェーンをどのように構築しているかを分析していきます。革新的なビジネスモデルを実現している事例を分析することで、持続可能なビジネスの仕組みを検討するための着想を広げることができます。更に、持続可能なビジネスを実現するために、顧客体験価値における”共感”についてもストーリーボードを活用しながら理解を深めます。

■SDGs視点の顧客体験価値を実現する新たなビジネスモデル

 供給者および顧客の2つの視点で顧客体験価値を考えます。”供給者視点”でのSDGs顧客体験価値は、顧客にこのような課題があるだろうと仮説から始まり、その課題をどのような手段で解決して、どのような顧客体験価値を提供できるかを考えます。つまり、仮説におけるビジネスアイデアの構築です。続いて、”顧客視点”でのSDGs顧客体験価値は、前述のビジネスアイデアを顧客に提供したと仮定し、顧客の立場になって、提供する商品やサービスを体験した際の気持ちを具現化していきます。このように2つの視点でストーリーボードを考えることで、ビジネスモデルを構築することができます。

#はじけるミライをつくろう

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